【HELLVAPE】Dead Rabbit SQ RDA
ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。
Dead Rabbit(デッドラビット)SQ RDAレビュー
味が出て使い勝手の良いBF対応RDAとして多くの人に愛されたDead Rabbit RDAのダウンサイジングバージョン。直径が24mmから22mmになった他、デッキやエアホールに大きな変化が加えられている意欲作。ぶっちゃけ別物と考えて差し支えありません。
お値段は海外で$25〜30前後、国内でも¥5,000以内と、そこそこ安価。マスプロダクト品なので流通量も多く、入手性は抜群です。
前作はトップエアフローにも関わらず濃厚な味が出ると評判のアトマイザーでしたが、昨今の主流である24mm径であったため、一部のMODではハミ出たり干渉したりといった問題が存在しました。今回のダウンサイジングでその辺りの懸念は解消されましたが、機構の変化は実に大きな影響を生み出しています。
では、見ていきましょう。
詳細
Dead Rabbit SQ
メーカー:HELLVAPE
全高 | 24.5mm(ドリチ込み、接続部除く) |
---|---|
外径 | 22mm |
重量 | 約34g |
材質 | ステンレス |
接続部 | 510スレッド |
デッキ部 | 2ポストデッキ |
ビルドタイプ | シングル前提 |
エアフロー | トップエアフロー無段階調整 |
ドリップチップ | 810規格(510変換有) |
付属品 | ドリップチップ(510,810規格各1コ)、Oリング、イモネジ×4、510ドリチ変換アダプタ、ノーマルポジティブピン、ミニレンチ×2、マイナスドライバー |
付属品はかなり多め。前作では存在しなかった510規格ドリップチップが、暗にMTLでの使用を促している気がします。
ちなみに、イモネジはマイナス型×1、六角穴型×3とアンバランスな感じ。既に装着されているイモネジはマイナス型なので、合計すれば全タイプ3個ずつとなりますが、ここはどちらかに統一しても良かったのでは無いでしょうか。
ドリップチップはデフォルトを含め3つが付属。内部の処理は左から逆テーパー、ストレート、細めストレートとなっています。
外見
全体のデザインは前作を踏襲。相変わらず、しかしよりエゲツないデザインのロゴマークが光ります。
脳天を貫通してナニカが噴き出しているのは、BF対応を強調した結果でしょうか。グロいですね。
エアホールは上部に2箇所。ホール直上のローレット加工は、インナーキャップを回しやすくする為の滑り止めに力を発揮してくれます。
底部のデザインに特筆すべき部分は見られません。デフォルトでBFピンが装着されているあたり、スコンカーに載せて欲しい気持ちがヒシヒシと感じられるぐらいでしょうか。
バラす
ドリップチップは810規格。ドリチ接続部外縁の平面部分が思ったよりも狭い為、外径の大きいドリチだと下部に隙間が出来てしまいまいます。
前作は同形状のホールが3つ、T字方向に開いていましたが、今作は幅広ホールが対角線上に2つ、ピンホールが対角線上に2つ、同じくピンホールが独立して1つ存在します。
この構造のおかげで、『幅広ダブル』『ピンホールダブル』『ピンホールシングル』の3タイプからエアフローを選択できるようになっています。
トップキャップを全て外すと、前作との大きな相違点その2のデッキ部分がお目見えします。
コイルの固定方法に変化はありませんが、コイル設置部分は前作の4ポストから2ポストに半減している為、シングルビルドが前提となっています。
ちなみに、矢印で示した部分の穴がBFピン装着時のリキッド噴出口。位置的に出過ぎたリキッドがボトルに戻ってしまうので、ボトル内のリキッド劣化が気になる人は気になるかもしれません。
ポストを横から見るとウサギの耳に見えるあたりは前作と同じです。
デッキ部分の突起はトップキャップの凹部と噛み合わさり、アトマイザーを外そうとしたらトップキャップだけが回る事態を防いでくれます。
ビルドしてみる
カンタルA1/24G/2.5mm径/6.5Lap(0.47Ω)
ミスト量と熱量のバランスを考えた結果、少し太めのワイヤーでビルドしました。コイルレッグを曲げなくても入るポスト位置をしているので、ビルドはかなり簡単です。
コットンはデッキのジュースウェルへ納まるように垂らしてやります。そんなにホゲホゲのモフモフにしなくても大丈夫な感じ。
エアホールは今作の特徴であるピンホールシングルを選択。ドリップチップも510変換を接続して、付属の510ドリチを装着しました。
せっかくの22mmアトマなので、MODにはEleafのPico Squeezeをチョイス。リキッドはElysian E-lixirsのArtemisです。
吸ってみる
内部空間が広いので物足りないかと思いきや、さにあらず。かなり重めのドローに吸い出されて熱く濃厚なミストが噴出してきます。
流石にMTLとまではいきませんが、ギリギリDL可能な程度のドローは、適度に吸ってる感があって満足感高め。
ボトルからのリキッドチャージも問題なし。エアフローまでの高さが確保されているので、テキトーにボトルを押しても溢れる事はありませんでした。
総評
前作同様、完成度とコスパが高い良マスプロ品。シングル前提のデッキになった代わりに重めのドローにも対応してくるなど、単純なダウンサイジング版とは言えない魅力が多数存在します。
ちなみに、記事作成後、同じビルドのまま810ドリチを着けて35W前後で吸ってみましたが、これもまたいい味が出ていました。
反面、内部空間の広さからか、弱めの出力でチビチビ吸うのには向かない為、ある程度の出力で焚いてやる必要がありそうです。
24mmでは干渉してしまうMODに載せたり、ドローが重めのRDAを使用したい人は、買って損はないのではないでしょうか。
ではでは。
関連製品
今回のアトマイザーの前作に当たる製品と、後継機と言うべき製品。どちらも24mm径でシングル/デュアルに対応しています。特にDrop Deadは様々な改良がなされておりお勧めです。