【OBS】Engine Nano RTA
ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。
Engine Nano(エンジン ナノ) RTA レビュー
トップフィル&トップエアフローの25mmサイズRTA。タンクタイプのアトマイザーには珍しくボトムエアフローを採用しておらず、漏れには強い構造をしています。
お値段は海外通販で$20前後、国内でも¥4,000程の低価格アトマイザー。Amazonでも購入可能なので入手性は良好。
25mmとそこそこのサイズであるため、MODを少々選びますが、その漏れにくさとリキッドチャージの容易さはパカパカ消費するタイプのリキッドと相性抜群です。
RTAに限らず、手間のかかるアトマイザーは二軍落ちして使わなくなっていくものなので、常用アトマにはうってつけ。とりあえず持ち出すアトマにオススメです。
では、見ていきましょう。
詳細
Engine Nano
メーカー:OBS
全高 | 40mm(ドリチ、接続部除く) |
---|---|
外径 | 25mm |
重量 | 約52g |
材質 | ステンレス |
接続部 | 510スレッド |
デッキ部 | 2ポールデッキ |
ビルドタイプ | シングル前提 |
エアフロー | トップ-サイドエアフロー無段階調整 |
ドリップチップ | 510規格 |
付属品 | Oリング、イモネジ×2、予備タンク、ミニレンチ、プリメイドコイル |
プリメイドコイルはフューズドクラプトン。芯線が3本の3mm径なので立ち上がりは遅めです。
外見
カラーはブラックを選択。他にシルバーとゴールドのカラーバリエーションが展開されています。
タンク内に特徴的なフレームがあるため、他のRTAよりもガッシリとした印象。チャンバーにはプロペラのマークがプリントされており、飛行機械のエンジンがイメージされているらしい事が窺えます。
裏側には製品名のプリント。エアホールが上部に2つ見える事から分かるように、本製品のエアホールは3方向に開いています。無段階調整が可能で、全閉にすると吸えなくなるぐらいの工作精度があります。
また、OBSマークの下にある『UP』の文字に従ってエアホール下部のパーツを上にスライドさせると、
この様にリキッドチャージホールが姿を現します。このパーツは分離しない為、リキッドチャージの際にありがちな部品の落下や紛失を防ぐことが出来ます。
ドリップチップはゴツい外見に見合わず510規格サイズ。逆テーパータイプなのでミストは大きく拡散します。
独特の形をしていますが、口当たりは悪くありませんでした。
底面部を見ると、えらくノッペリとしたポジティブピンがお目見え。固定式なので調整はおろか外すことも出来ない仕様です。
ポジピンの出具合は出ているとも出ていないとも言えない微妙な具合。個人的にはハイブリッド接続で使用しない方が良いのではと思います。
バラす
トップの平面部はかなり広くなっているので、どんなドリップチップでも装着可能。
タンク部とデッキ部が分離できる構造であるため、リキッドを保持したままリビルドが可能。
なお、このタンク部とデッキ部には噛み合わせがあるため、正しい方向にはめ込む必要があります。
チャンバー内壁には形の異なるエアフローホールが対角線上に空いています。エアーの取り込み口は吹き出し口よりも上部になるため、リキッド漏れにはかなり強い構造です。
チャンバーが二重構造になっていて、ここをエアーが通る仕組みらしいのですが、言葉では説明できそうになかったので公式のイメージを借用しました。
ビルドしてみる
せっかくなのでプリメイドコイルを使ってビルドしていきます。詳しい素材不明のフューズドクラプトンコイル。抵抗値は0.34Ωでした。
コットンレッグは少し梳いてデッキ底部にギリギリ着くぐらいの長さに調整しました。
なお、コットンホールは割と大きめなので、2.5mm径よりも小さくコイルビルドすると、コットン量が不足する可能性があります。
タンクを取り付けてジュースホールからリキッドチャージ。リキッドはHumble JuiceのDonkey Kahn(ドンキーカーン)です。
特徴的な注ぎ口でRTAへのチャージには適さないボトルなのですが、これぐらい太くてもチャージは可能でした。
吸ってみる
デュアルバッテリーMODで50Wほどのワッテージをかけながら吸ってみましたが、ミストの温度が高めな割に、モサーっと味が出てくる感じです。低めのワッテージだと味に物足りなさを感じるので、高出力MOD向けと言えるでしょう。
また、ビルドに左右されるもののミスト量はかなり多目で、かつ取り扱いは凄く楽なので、余ったリキッドの大量消費には最適かと思われます。