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【偽】Hadaly RDA


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ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。


Hadaly(ハダリー)RDA クローン レビュー

Hadalyというネーミングは、ペルシア語で「理想」という意味がある他、ヴィリエ・ド・リラダン著《未来のイヴ》というSF小説に登場する人造人間の名前でもあります。この人造人間《ハダリー》は、最高の外見と知性を併せ持つ、まさに理想の女性として描かれています。

ちなみに、この小説が発表されたのは1886年。現在より130年以上前なのにアンドロイド萌えを見出すとか、最先端過ぎてついていけないよ。

それはさておき
閑話休題

ビルド容易なシングル前提デッキ、両サイドからのエアフローで味が出る、お値打ち価格で入手可能といった要素から、一時期かなり話題になったHadaly RDA……の、クローンです。

これが発売された当初は「いいね!」の方向で話題になりましたが、後にある理由から「だめね!」の方向で話題になるという不遇のアトマイザー。

現在、このタイプに似たアトマイザーはマスプロでも多く出ている上に、後継機種と見られる物もオリジナルメーカーから出ているので、特別な思い入れが無い限りは、わざわざ購入する必要は無いでしょう。

逆に言えば、こいつで満足している人は類似品を買う必要が無いという事でもあります。
では、詳しく見ていきましょう。

✳︎注意✳︎
クローン品の記事です。
この記事は自身が入手した製品個体のみに言及するものであって、他の個体の品質を保証するものではありません。
製品の不良などにより、万が一、事故などが発生した場合においても、当方及びクローンメーカー、販売元で責任を負う事は出来ません。
また、この記事及び当ブログにはクローン品の購入・使用を推奨する意図は有りません。
上記をご理解頂いた上での閲読をお願い致します。

詳細

Hadaly RDA
クローンメーカー:SXK
オリジナルメーカー:Psyclone Mods

全高 20mm(ドリチ込み、接続部除く)
外径 22mm
重量 23g
材質 ステンレス
接続部 510スレッド
デッキ部 クランプ式
ビルドタイプ シングル前提
エアフロー サイドエアフロー無段階調整
ドリップチップ 510ドリップチップ
付属品 Oリング、コイルネジ、BFピン、ミニドライバー

RDAの中でも背は低い方。BFピンが付いているのでスコンカー に載せる事も可能です。

外見


シンプルな外見と主張しない程度のエアホール。第一印象はかなりソリッドなイメージを受けます。

エアホールは2つの穴が独立して貫通しているので、片方だけ塞いだり、両方とも少しずつ塞いだりと自由度は高め。

ちなみにこのエアホール、絶妙な狭さのためか、リキッドが滲みやすくなっています。ドリップした後は注意が必要。

表面処理のヘアライン加工は及第点でした。


ポジピンは、あまり出ていなかったのでネガティブを削りました。

BFピンは六角レンチ、通常ピンはマイナスドライバーで回すタイプ。ちなみに、ポジティブの固定兼用なので調整は不可です。


側面には【Hadaly】のエングレービング。クローンだからなのか何なのか、【Haoaly】と読めなくも無いですね、ええ。

バラす


ざっとバラすとこんな感じ。RDAなので部品点数は少なめです。

ちなみに、トップキャップがなぜか激烈に固い。ので、Oリングは適宜交換を推奨。


トップキャップ裏は微妙にテーパーがかかっているものの、角があるのでリキッドの結露が溜まりやすい構造。

また、一般的なサイズのドリップチップであってもトップキャップ裏にドリップチップの根元が飛び出してしまうので、金属製ドリップチップを使用する場合はデッキに触れていないか注意が必要です。


最悪の場合、こんな風にネジ頭に接触してショートまっしぐら。メカで使っていればバッテリー(場合によっては人も)即死です。


デッキはシングル前提のクランプタイプ。マイクロコイルを巻くのに適したサイズ感。逆説的に巻き数の多いビルドは苦手。


クランプ部は特徴的な構造をしており、片方が傾いているため、デュアルビルドや幅広のコイルでもしっかりと固定できるよう配慮されています。

ただ、SXK製クローンの特徴として、クランプの爪(矢印部分)が短くなっているため、実際にコイルを固定できる幅は狭くなっています。


エアフローホールは中心に向けられているため、思ったよりも狭い範囲にエアーが当たります。

ホールは小さく見えますが、合計で4つ開いているため、全開だとかなりスッカスカです。


BFピンに換装した際のピンヘッドの突出は、デッキ底部とほぼ同じ高さ。周囲とは段差が有りますが、出し過ぎたリキッドはボトルに戻っていくため、デッキにリキッドを保持させる用途には不向き。

ビルドしてみる


SS316L 2.5mm径 7巻で0.77Ω、スコンカー に載せます。
使い込んだ写真で申し訳有りませんが、とりあえず、こんなクソビルドでも味は出ますという事で。

直径22mmのアトマイザーであるため、どんな MODにも合わせやすい印象。


エアフローホールの位置が思ったよりも低いため、普通にビルドした状態ではコイル位置が高くなり過ぎ。コイルが崩れない程度に下げてやります。これは崩れてしまった例ですね、はい。

ウィッキングで困る事は無いでしょうが、強いて言えばエアフローホールに接触しないように気をつけましょう。思ったよりも接触しやすいので注意。

吸ってみる


リキッドは【Humble Juice Co.】の《DONKEY KAHN》で。エアホールは1/3まで絞ってみます。

……うん、悪くないですね。ミストの粒子は粗めな印象。ただ、デフォルトのドリップチップは何のひねりもないストレートタイプなので、内径を絞った物に変えた方が良さそうです。

難点としては、エアホールが小さいアトマイザーの宿命なのか、セッティングによっては激しくピーピー音が鳴るあたり。そこさえ目を瞑れば、特に欠点無く普通に使える部類であると言えます。

総評


運用面に手がかからないので、手軽に使えるアトマイザーとして一つあれば便利でしょう。しかし、最初にも言った通り、現在は似た形式のアトマイザーが多数出ているため、これに拘る必要は有りません。

また、Hadalyに関しては製品のクオリティに関する情報が錯綜しているので、クローン・オーセン問わず、手に入れた本人が安全利用を心がける必要があるでしょう。

勿論、購入はオーセンをお勧めしておりますので誤解なきよう。

ではでは。

関連製品

このHADALYの後継機種(クローン)についてもレビューしています。ぜひご覧下さい!