【Artery】Nugget X TC Mod
ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。
Vape界隈で有名な格言である『小さいは正義』を体現した多機能小型テクニカルModの人気シリーズ『Nugget』、その最新機種がこちらのNugget Xです。
こちらは海外通販大手サイトのGEAR BESTから提供頂いた物になります。
お値段はGEAR BESTサイトで通常価格$42、国内価格は¥5,000前後となっております。
さて。
小さいは正義
あえて大文字で言ってみました。いい言葉です。このModの全てを表している気さえします。
しかも、これだけ小さいのにテクニカルModに求める機能はほぼ全部入り。操作性やレスポンスも良好で、とにかく使っていてストレスを感じません。
何かとサイズにばかり言及されがちなModですが、実際に使うとバランス良くまとまった精密機械感がたまらないんですよね。これは他のModには無い魅力ではないでしょうか。
『小さいModなら他にも色々あるじゃん』とか考えている人に、少しでもこの魅力が伝わればと思います。
では、見ていきましょう。
提供元
《 GEAR BEST 》
製品ページ
ご提供ありがとうございます!
詳細
Nugget X TC Mod
メーカー:Artery
縦・横・高さ | 23×36.5×58mm |
---|---|
重量 | 約84g |
材質 | ステンレス、アルミ |
接続部 | 510スレッド |
接続形式 | スプリングコンタクト接続 |
スイッチ | サイドスイッチ |
搭載機能 | VW、カーブ(ワッテージ)、VV、温度管理(Ni,Ti,SS,)、バイパス |
電源 | 内蔵バッテリー(2000mAh) |
付属品 | USBケーブル |
スペックの中で目を引くのは重量の部分。2000mAhのバッテリーを内蔵しているにも関わらず100gを下回っています。
同梱品一覧。USBケーブルの他にはマニュアルとワランティカード、クオリティチェックのカードのみとシンプル。
外見
パッと見ても分かる角ばり感。角は取ってあるものの、それなりにゴツゴツとした印象。全体の素材はアルミで、艶消しの塗装がされています。
側面にはデカデカと製品ロゴ。シルバーのラインはメッキの金属板でした。
正面にあたる部分には、パフスイッチ、操作スイッチ及び有機LEDディスプレイが集約。スイッチは金属製で、表面に細かい溝が走っています。
裏側には充電用USBポート。充電中はポート付近にある穴が赤く点灯します。また、底面にはベントホールと情報色々。
天板部分。ツルンとしていて何の装飾もありません。シンプルで良いのですが、搭載するアトマイザーによっては天板に傷が入る可能性もあります。
全体的に見て、目に見える部分には樹脂部品が見当たらず、かなりカチっとした印象を与えます。
サイズ比較。18650バッテリーとiStick Pico 75Wを並べてみました。こうして見ると、その小ささが際立ちますね。
正面から。22mmのアトマイザーを搭載する関係から、厚みは極端に薄い訳ではありませんが、極限まで薄く作られています。
22mmサイズのアトマイザーを載せてみました。横倒しになってもアトマイザーが接触しない程度の余裕はありますが、23mm以上のアトマイザーを載せると余裕で出っ張ります。
使ってみた
ワッテージモード画面。ワッテージ表記に小数点があるのに、設定は1W単位の不思議。0.1W単位で設定するのがメンドイ人なので嬉しかったりしますが。
最大出力は50Wと高くありませんが、単線ビルドメインであれば大きな問題は無いでしょう。
表示が縦型なので、Modの向きを変えずに操作できるのは好印象。表示されるデータも必要十分。
この画面は有機LEDらしいのですが、太陽光の下では視認性がかなり落ちます。手で影を作れば見えない訳ではありませんが、後述の細かい設定をする際はストレスが溜まりますね。
メニュー画面。上から、ワッテージ、温度管理、ボルテージ、バイパスの各モードが選択可能。また、電源オフもこの画面から行います。
(パフスイッチの5回クリックは、スイッチ類のロック・ロック解除)
メニュー画面からワッテージを選択すると、通常のワッテージモードとカーブモードを選択する画面へ。カーブモードは3つまで設定を登録可能。
このカーブモードが秀逸で、W数による設定では無く基準となるW数のX倍といった感じに設定が出来ます。例えば、現在が10Wである場合、2.0Mなら2倍の20W、といった具合ですね。
メニュー画面から温度管理を選んだ場合は、まずコイルの線種を選び、次に出力ワッテージを選択します。
このあたり、細かく出力設定を試す人には不向きだなと感じます。何度も何度もスイッチをカチカチカチカチする必要がある上に、余計な画面を間に挟みますから。しかも、選択カーソルの位置が記憶されない仕様なので、余計にストレスが溜まります。せめてカーソル位置は記憶して欲しかった。
ボルテージモード。ワッテージで設定するよりも美味しく感じるのは気のせいですかね。
こちらは0.1V単位で8Vまで設定可能。
バイパスモード。このModは満充電だと8Vの出力があるので要注意です。どんなバッテリー使ってんだろう。
操作説明
電源オン
パフスイッチ5回
電源オフ
メニュー画面から『POWER OFF』を選択
操作ロック
パフスイッチ5回
メニュー画面表示
パフスイッチ3回
パフカウンターリセット
パフスイッチ+マイナススイッチ長押し
プラス・マイナススイッチロック
パフスイッチ+プラススイッチ長押し
使用感
角ばったフォルムと小ささのため、手にフィットする感触はありませんが、握り込まず摘む様に使用する事もできるので支障はありません。
また、スイッチ類もクリック感良好で、クリック音も控えめでした。
全体的に、単純な操作で全ての機能を発揮できるようUIが調整されているため、複数ボタン同時押しとか、特定モード時のみの操作は基本的にありません。
ただ、このあたりが小さな不満点で、モードや出力を変更するたびに複数の画面が遷移するのは、少しウンザリする部分もあったりします。
また、アトマイザーの抵抗値変化に敏感すぎるのも気になるところ。しばらく時間が経ってからパフしようとすると、結構な確率で『アトマイザー変えた?』って確認されます。変えてないのに。むしろアトマイザーを着脱するだけでも高確率で表示されます。
総評
普段、大型Box Modを使用している人にこそオススメしたい製品。
何でもかんでも小さけりゃいいとは申しませんが、やはり小型化による恩恵は大きいもので、手に取ると『ああ、結構我慢して大型Box Mod使ってたんだなぁ』と気付かされたりします。
これより小さいPod型Vapeも有るにはありますが、味を求めるなら、やはりこのぐらいのサイズが小ささの限界なのではと感じています。
一部のUIに難があるものの、そこを除けば優秀なModであると断言しても良いでしょう。
サイズと味を両立したいと思う方は是非どうぞ。
ではでは。
購入サイト
商品購入は以下のサイトからどうぞ。
製品ページ