【AUGVAPE】Merlin MTL RTA
ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。
Merlin MTL(マーリン マウストゥーラング)RTA レビュー
AUGVAPEが展開しているMerlinシリーズの中でもMTL *1 に特化したマスプロ品。MTL特化製品だけあって、そのドロー *2 の重さと自由度はかなりの物。耳の裏がキンキンに痛くなるドローからDL寄りのドローまで自由自在です。
気になるお値段は海外で$20〜30、国内では¥4,000前後と安価な部類に入ります。
その工作精度も中々の物で、しっかりとドローを絞る事が出来ました。
「MTLだなんて言っても、ギリギリDLできるぐらいなんだろ?」などと舐めてかかると、横隔膜が痙攣する事請け合いです。
では、見ていきましょう。
*1 MTL(マウストゥーラング)とは、vapeの吸い方の一種。口内にミストを貯めてから肺に入れる吸い方で、別名タバコ吸いとも。
*2 吸い込みに対する負担。強く吸う必要がある場合は『ドローが重い』と表現される。
詳細
Merlin MTL RTA
メーカー:AUGVAEP
全高 | 36.7mm(ドリチ、接続部除く) |
---|---|
外径 | 22mm |
重量 | 約38g |
材質 | ステンレス、ガラス |
接続部 | 510スレッド |
デッキ部 | 2ポストデッキ |
ビルドタイプ | シングル前提 |
エアフロー | ボトム/サイドエアフロー無段階調整 |
ドリップチップ | 510規格 |
タンク容量 | 3ml |
付属品 | エアプラグ×4、スペアガラスタンク、Oリング、イモネジ、ワイドボアドリップチップ 、ミニレンチ |
付属品はこんな感じ。ワイドボアのドリップチップが付属しているあたり、DLもイケるんだぜぇって意思表示を感じますね。
特筆すべきは、この4種類のエアープラグ。ボトムエアフローに取り付けてエアーの吹き出し量を調整できます。
プラグの穴の内径は、それぞれ1.2mm、1.6mm、2.0mm、2.5mmとなっています。
外見
付属のドリップチップをつけると、細身の外径とも相まって、かなり縦長な印象を受けます。また、全体がシルバーなので、少しのっぺりした印象です。
付属のドリップチップは内径の絞られたタイプ。ミストが細く出るので、濃密な味が楽しめます。形状も唇にフィットして、かなりいい感じ。
チャンバー下部にはジュースホールがガバッと開いています。形状的にジュースコントロールを搭載していそうですが、そんな機能はございません。
バラす
510規格のドリップチップを外すと、トップは真っ平らになっています。色々なサイズのドリチが使えそうですね。
本製品はトップフィル対応なので、トップキャップを外してのリキッドチャージが可能です。
タンク部は独立して分離可能。リキッドを保持したままデッキにアクセス可能なので、万が一ドライヒットでコットンを焼き切ってしまったりしても、リビルド・リウィッキングが行えます。
デッキは2ポストデッキのビルドしやすいタイプ。特に何も考えずにビルドしてもバッチリハマる形です。
デッキ中央下部に大きく開いた穴がボトムエアフローホール。MTLにしてはえらく大きい穴ですが、エアプラグをねじ込んでホール径を調整可能。
また、ポスト部にはサイドエアホールが存在しますが、不要な場合はイモネジで閉鎖する事が出来ます。
エアフローコントロールリングには切り欠きが設けられており、本体側の突起との噛み合わせで可動範囲が限定されるので、クルクル回り続けてしまう事はありません。
ビルドしてみる
せっかくなので、エアプラグは最もホール径の小さい1.2mmを選択して装着。
ss316L/28G/2.5mm径/11Lap(1.03Ω)
MTLを意識して、そこそこ高抵抗でビルド。
コットンレッグをレッグホールに通してやります。あまりギチギチにするのも考えものですが、ある程度のコットン量が無ければ構造的に漏れが発生するでしょう。
せっかくの22mm径アトマイザーなので、MODはiSpick Pico75Wを選択。リキッドはHiLIQのMENTHOL TOBACCO GOLDを入れてみます。
吸ってみる
重っ。
さすがMTLを謳うだけあって、ドローは激重。ミストは濃厚でクリアな味わいがスーっと入ってくる印象です。
チャンバー内径がやや大きいせいか、味を出すには12〜15Wほどの出力が必要ですが、スピットバックが上ってくる事もなく、快適にvapeが可能でした。