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【偽】Desolator & Axis RDA


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ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。


Desolator & Axis(デソレイター&アクシズ)RDA(クローン)レビュー

フィリピンのVAPEメーカー、Tower Mods PhilippinesのシングルバッテリーチューブMODと、同メーカーのRDAのセット…の、クローンです。

この組み合わせは定番らしく、Twitterの投稿やWebのサンプル画像などで見かけた方も多いのではないでしょうか。

目立つ製品があれば取り敢えずクローンを作っちゃうのがチャイナクオリティ。

正規品のお値段は、2つ合わせて¥20,000〜¥25,000程。クローンの値段は正規品の1/10以下でした。

高級MODの安物パクリ品、その安全性はどうなのか?

では、見ていきましょう。

✳︎注意✳︎
クローン品(コピー品)の記事です。
この記事は自身が入手した製品個体のみに言及するものであって、他の個体の品質を保証するものではありません。
製品の不良などにより、万が一、事故などが発生した場合においても、当方及びクローンメーカー、販売元で責任を負う事は出来ません。
また、この記事及び当ブログにはクローン品の購入・使用を推奨する意図は有りません。
上記をご理解頂いた上での閲読をお願い致します。

*注意✳︎
安全機能を有しない、メカニカルMODの記事です。
MODが短絡を起こす原因や極端な低抵抗がバッテリーに与える影響などを理解せず安易に使用した場合、バッテリーの爆発を含む重大な事故に繋がる恐れがあります。
万が一事故が発生した場合、当方、作成元及び販売元で責任を負うことは出来ません。
了解の上で閲読をお願いします。

詳細

Desolator MOD
オリジナルメーカー:Tower Mods Philippines

長さ、直径 80.5×25 mm
重量 106g(バッテリー除く)
材質 真鍮、デルリン
接続部 510スレッド
接続形式 ハイブリッド接続
スイッチ ボトムスイッチ、スプリング式
ロック機構 無し
電源 18650/20700バッテリー
付属品 バッテリースペーサー

Axis RDA
メーカー:Tower Mods Philippines

全高 33mm(ドリチ込み、接続部除く)
外径 24mm
重量 約40g
材質 ステンレス、真鍮
接続部 510スレッド
デッキ部 独自タイプ(4つ穴)
ビルドタイプ デュアル前提
エアフロー サイド・ボトムエアフロー無段階調整
ドリップチップ ワイドボア(独自規格)
付属品 Oリング、イモネジ×2、ミニレンチ


MODとアトマイザーが一緒の箱に入っていたのですが、他に化繊のポーチが同梱されていました。特に使用する必要は感じません。

外見


遠目にパッと見た感じでも、アトマイザーのレーザープリントが薄かったりMODのデザインがノッペリしていたりと違和感があります。


近寄ると違いはさらに顕著に。オーセンティックではエングレービング処理された上で施されている墨入れが、平面に塗装されているだけとなっています。


裏側のデザインはオーセン通りであるものの、やはり文字は単純にプリントされているだけ。また、ベントホールのエッジ処理はされておらず、引っ掛かりを感じます。


接続部はハイブリッド式なので、510スレッドの奥には直接バッテリースペースが見えます。


スイッチ部分のプリントも他と同様。ボタンは周囲の部分とツライチなので、机に置いても通電したりはしません。


明らかに色の薄いアトマイザーのプリント。本来あるはずの工程を忘れてしまったかのような印象を受けます。


エアホールの形状はオーセン通りですが、やはりエッジの処理が甘く、引っ掛かりがあります。


510スレッドとポジティブピンの突出は、ハイブリッド接続で使うのに十分な長さ。はっきりとメイドインフィリピンと書いてあるあたり、ツッコミ所が満載です。

バラしてみた


MODは3つのパーツに分解可能。


トップ側。黒いデルリンパーツが内側に接着されているので、アトマイザーを接続していない状態でパフスイッチを押してもショートし難い構造です。


スイッチ側はデルリンパーツの中心に通電部分が見えます。


スイッチを更にバラすとシンプルな内部構造が現れます。


パフスイッチと土台部分には特徴的な凹凸が存在し、これらが噛み合う事で通電する深さまでスイッチを押すことができるようになります。

ロック機能とまではいきませんが、少し手から離す際に、保険として噛み合わせをズラしておけば、不意の通電を一応防止する事が出来ます。


RDAのドリップチップはウルテムっぽい素材の独自規格ワイドボアタイプ。手持ちのドリチに適合する物はありませんでした。代替がきかないので、紛失しないよう注意が必要です。


トップキャップは分割式。サイドエアフローを上部パーツ、ボトムエアフローを本体パーツで調整出来ます。


上部パーツの内側は少しだけアールがあるものの、すぐ内側が吸い口になるので、その有効性は不明です。


デッキはベロシティデッキっぽい位置にコイルレッグを通す変則的なタイプ。コイル固定は六角穴タイプのイモネジ。BFピンには対応していません。

パッと見て下部のエアホールから漏れるんじゃないかと不安になるでしょうが、ご安心ください。しっかり漏れます。

組んでみた


カンタルA1/26G/2.5mm径/7Lap(0.48Ω)
デュアルのマイクロコイルでビルド。一体どのようなコイルを想定しているのか、コイル穴の幅がかなり広いので、コイルレッグが盛大に開脚してしまいました。

『コイルの高さと味の濃さは比例関係にある』と思い込んでいますので、コイル位置はサイドホールよりも高めです。


下部のエアフローホールを塞がない様にウィッキング。コイル位置が高めなので、コットンレッグはしっかり梳いて供給を良くしてやりました。


バッテリーは18650サイズを使用。20700サイズを使用しない時は、黒いデルリン製のバッテリースペーサーを使用してガタつきを無くす必要があります。

吸ってみた


普通に使えるから困る。

通電に問題は無く、変に発熱したりも無し。アトマイザーも普通に味は出てるし、漏れはあるけれども構造上の問題であってオーセンも同様なので問題にはなり得ず。

見た目と工作精度は残念だけど、多分使い勝手とか味はオーセンに近いパチモン、といった所でしょうか。

もっとも、これは構造が単純なRDAとメカニカルMODであれば、当然とも言える結果ではありますが。

あ、そうそう。パフスイッチがクルクル回る構造なので、パフしてる間に簡易ロックがかかってしまう事が多々あります。これはオーセンでも同様らしいので、その辺のプチストレスは承知しておくべきでしょう。

総評


普通に使えるけど、わざわざ買って使う程では無いかな、と思える製品。

工作精度は価格並みで特筆するほど良くはありませんし、特徴的な見た目の再現度の低さからクローンである事が一目瞭然であるため、所有欲も満たされないでしょう。何よりオーセン品もそこまで高い訳ではありません。

これを買うぐらいなら、低価格のマスプロオーセンメカニカル(WismecのReuleaux RX Machinaなど)を買った方が幸せになれます。

それでも買うなら、チープなプリントを剥がしてヌルテカに磨き、シンプルな外見のブラスチューブとして使うのが一番ではないでしょうか。

勿論、購入はオーセンティックを強くお勧めします。

ではでは。