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【偽】Kayfun Prime RTA


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ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。


Kayfun Prime(ケイファン プライム)RTA クローン レビュー

精巧な作りと特徴的な味の再現性で定評がありながらも、その長さと重さ、何よりもドローが絞りきれない問題を抱えていた Kayfun V5。その諸問題を解決し、なおかつバランス良く仕上げた正当な後継機種……の、クローンです。

Kayfun V5も悪くは無いんですが、やはりドローの軽さと重さ・長さが気になってしまい、持ち出しには適さないと感じていました。

そんなV5に比べて、Primeは全体的にサイズダウンしながらもドローをよりMTL向けに調整し、なおかつ機構はそのまま引き継いでいます。

ぶっちゃけ、最初からPrime買えば良かったんじゃね?と思わないでも無いですが、V5は味の出方に若干の差が有りますので、あれはアレで買って良かったなと思い込むことにしています。

具体的にどの程度の差があるのか、今回はV5(クローン)と比較しながら進めていきたいと思います。なお、ジュースホールコントロールやエアフローコントロールの操作方法など、変化の無い部分は少し端折っておりますので、不明な部分はV5の記事も合わせてご確認下さい。

では、見ていきましょう。

✳︎注意✳︎
クローン品(コピー品)の記事です。
この記事は自身が入手した製品個体のみに言及するものであって、他の個体の品質を保証するものではありません。
製品の不良などにより、万が一、事故などが発生した場合においても、当方及びクローンメーカー、販売元で責任を負う事は出来ません。
また、この記事及び当ブログにはクローン品の購入・使用を推奨する意図は有りません。
上記をご理解頂いた上での閲読をお願い致します。

詳細

Kayfun Prime RTA
オリジナルメーカー:SvoëMesto
クローンメーカー:SXK

全高 44.5mm(ドリチ、接続部除く)
外径 22mm(最大23mm弱)
重量 約67g
材質 ステンレス、ガラス
接続部 510スレッド
デッキ部 2ポストネジ止め式
ビルドタイプ シングル前提
タンク容量 2ml
エアフロー ボトムエアフロー6段階調整
ドリップチップ 510ドリップチップ
付属品 Oリング、コイルネジ、ステンレスタンクパーツ、ミニドライバー

V5と同様に、ステンレスタンクパーツが付属します。予備のガラスタンクを付けてくれた方が嬉しいのですが、メーカーのポリシーなのでしょうか。

ちなみに、PrimeはEU圏のTPDに準拠しているためタンク容量が2mlになっていますが、別売りのエクステンションパーツと組み合わせることで4.5mlにアップさせることが出来ます。

ただし、その場合は当然のように全高もアップし、ほぼV5と同じになるので、コンパクトさは失われてしまいます。

外見

✳︎以下、左がV5、右がPrimeで撮影しています。


V5と並べると、高さが大きく違うことが分かります。それもそのはず、Primeはタンク容量が2mlとV5の半分になっているのです。

『容量少なっ!』と思われるかもしれませんが、Primeは基本的にドロー重めの高抵抗低出力で使う事になろうかと思いますので、十分な容量であると言えます。実際に使用してみても、リキッドチャージの頻度は大きく増えませんでした。

また、ロゴも何もなかったV5とは違い、Primeにはオーセン品に似せたマークがプリントされています。


付属のステンレスパーツに換装すると、こうなります。マークはニジニ・ノヴゴロドとあります。オーセン品はロシアの有名な5つの都市のいずれかがプリントされていますが、SXKクローン品はこのマークのみであるようです。

リキッド残量が確認できなくなるため使い勝手は低下しますが、ガラスタンクが割れても一応使えるという安心感はあります。


ドリップチップは両モデルとも樹脂・金属パーツのハイブリッド型。Primeは内径約4mmと、V5に比べて1mm程度狭くなっています。こちらにもオーセンっぽいマークがあります。


トップキャップは高さが抑えられていますが、形に大きな変化はありません。


タンク下部にあるエアホールは、V5と大きく変わらないものの一方向にしか開いておらず、よりタイトドロー向けになっています。V5は対角線上の反対側にも同様のホールが開いています。


下部の形状は大きく変化。八角形だった部分が六角形になっています。この部分はエアフローコントロールに関わってきます。


他にも、510スレッドの長さが若干短くなっていました。ハイブリッド接続のメカMODで使用する場合は、接触部を慎重に確認する必要があります。

バラす


トップキャップを外すと現れるチャージホールの形状が変更されています。使い勝手に大きな差はありません。


Primeもタンク部分だけが独立してバラせる為、リキッドを保持したままデッキにアクセスする事が出来ます。

また、タンク部分を締め込むと『開』、緩めると『閉』となるジュースホールコントロール機構も変わらず搭載しているので、リキッドチャージや持ち運びの際にも漏れ難くなっています。


チャンバー径は小さく、チムニーは短くなっています。


チャンバー内は中心に向けてテーパーがかかっています。ジュースホールが少し大きくなっていますが、それ以外に変化はありません。


4段階だったエアフローコントロールは6段階に大きく進化。最大でも重めのドロー、最小にすると完全にMTL向きのタイトドローになります。

MTLキットを付けたV5と比較してみましたが、最も穴の径が小さいMTLキットとPrimeの最小ドローが大体同じぐらいに感じられます。


デッキ部分の構造はV5と変わりませんが、広さが全く違います。また、ボトムフローのエアホールは小さく絞られた形に変化しています。

余分なスペースが殆どない狭さですが元々が凝ったビルドを必要としないアトマイザーなので、単線でビルドする分には全く影響ありません。


バラして並べると、部品数や大まかな形は変わらない事がよく分かります。

ビルドしてみる


SS316L/28G/2.5径/9Lap(0.89Ω)
マイクロコイルでビルドします。


コットンレッグはコットンスペースの底にしっかりと着くように合わせます。これが短いとダダ漏れになるので、気持ち長めでも問題ありません。また、コットンレッグは梳いたりせず、長さを合わせたらそのまま突っ込みます。

Kayfun系で漏れる方は、供給不足を恐れてジュースホールを開き過ぎているか、コットン量が少な過ぎるかのどちらかである事が多いと思われます。高抵抗・低出力で使用する場合、ジュースホールはタンク部を半回転もさせれば十分なリキッドが供給されます。


コットンにリキッドを染み込ませてから、タンク部を取り付けます。リキッド漏れを防ぐために、リキッドチャージ前は必ずジュースホールを全閉にする必要があります。


リキッドはRocket FuelのReaper Blendを入れました。MTLで楽しむと癖になる味わいのあるリキッドです。体に悪そうなガンクが付くのが玉に瑕ですが。

MODは安定のiStick Pico 75Wに載せています。V5に比べて全高が低いので、MODとの一体感があります。

吸ってみる


プリヒート有りの12Wで頂きます。

……濃ッ!

ミスト発生部から口までの距離が短くなっているからか、V5に比べて味がダイレクト寄りになっています。

流石にロープロファイルRTA、特にDoggy Styleなどと比べればスッキリしている方ではあるんですが、V5と同じ感覚で吸うと濃すぎると感じるかもしれません。

少し出力を落として10Wぐらいにすると、V5に近い味の出方となりました。

総評


スッキリとしたミストを味わえる一方で、ダイレクト寄りな味もある程度出せるマルチプレイヤー

V5よりも更に高抵抗・低出力かつMTLでの運用に適した構造をしているアトマイザーです。スカスカドローや爆煙セッティングが好きな人は絶対に合わないと断言できます。

リキッドをよりスッキリと味わいたい時はV5、ダイレクト寄りに味わいたい時はPrimeと使い分けることは出来ますが、V5はMTLキットの購入が重要であったり、サイズがかなり大きくなる等の懸念事項がありますので、バランスを求めるのであればPrimeが良いのではないでしょうか。

ちなみに、高抵抗・低出力の副産物として、リキッドとバッテリーが長時間持続する効果もあります。今回と同じビルドの場合、一日中吸っていてもリキッドチャージが1回で済む事もあったりします。プレミアムリキッドを味わう時は嬉しいですね。

勿論、購入はオーセンティックをお勧めします。

ではでは。

関連製品

Primeの前身となったアトマイザー。こちらではジュースホールコントロールやエアフローコントロールの構造と操作についても詳しく記載していますので、合わせてご覧下さい。