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【Wismec】Noisy Cricket II-22


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ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。


Noisy Cricket(ノイジークリケット)II-22 レビュー

Noisy Cricketといえば、18650バッテリー2個を直列で使用する上にハイブリット接続でロック機能無しのフルメカニカルとロマンが溢れすぎたMODで有名ですが、こちらはその後継機にあたります。

前作からガラリと変わり、ショート防止機能や過放電防止機能など多数の安全機能を盛り込んだセミメカMOD。代わりにロマンは控えめになりましたが、こればっかりはどうしようもありません。安全万歳。

気になるお値段も国外で$25前後とお値打ち価格。

ちなみに、Cricketには《コオロギ》の意味があります。名前を直訳すると『うるさいコオロギ』。猛烈な音を立てて爆煙を作り出す本機には、なんとも相応しいネーミングです。

では、詳しく見ていきましょう。

✳︎注意✳︎
バッテリーを二個使用するModです。
バッテリーは必ず同種類かつ同一ロットの物を使用して下さい。片方に負荷がかかり、事故に繋がる恐れがあります。
万が一、事故が発生した場合においても、当方が一切の責任を負う事は出来ません。
上記をご理解頂いた上での閲読をお願い致します。

詳細

Noisy Cricket Ⅱ-22
オリジナルメーカー:Wismec

縦・横・奥行 88/46/22mm
重量 111g(バッテリー除く)
材質 ステンレス、アルミ
接続部 510スレッド
接続形式 スプリング式コンタクトピン
スイッチ サイドスイッチ
ロック機構 有り
電源 18650バッテリー2本
出力形式 直列/並列(切替可)
付属品 なし

メカニカル MOD程ではありませんが、そこそこの軽さとミニマムなサイズが光ります。

また、以下の安全機能を備えています。

  1. ショート防止機能
  2. 低電圧防止機能

なお、ノイクリ2には25mmアトマイザー対応モデルと22mmアトマイザー対応モデルの2種類が存在しますが、こいつは22mmオンリーのバージョンです。少しでも小さいのが良かったのでコレにしました。嘘です、届いてから2種類ある事を知りました。

外見


初代ノイクリを踏襲しているデザインですが、VVダイアルやバッテリーキャップなどが追加された分、少しだけ野暮ったくなっています。


ファイアスイッチはサイドボタンタイプ。ボタンの奥にLEDが仕込まれており、各種操作時にはスイッチ周辺から漏れる光で判別できます。

スイッチにあるサインはモッダーのJay Bo氏デザインを示すもの。かなり誇らしげに彫られていますが、ファイアスイッチに彫るのは控えめに申し上げてもダサいのでやめて頂きたかった。


イメージアトマイザー接続部は510スレッド。スプリング調整式のコンタクトピン方式。


22mmのアトマイザーを接続。ツライチになるので、これより大きなアトマイザーははみ出てしまいます。

隣にはWismecの文字。見た目のみで特に機能はありません。どうせならここにJay Boサインを入れて欲しかったと思います。


VVダイアルを拡大。100〜0の間に8個のドットがあります。直列制御モード時にのみ使用可能となるので、並列モード時は只の飾りになります。

なお、このノイクリ2(22)の場合、0が最大出力、100が最低出力ですので注意が必要です。

まずは最低出力から、とか考えて0のままファイアすると、直列6Vでコイルがメルトダウン待った無し。気をつけましょう。


バッテリーキャップは本体下部に存在。スライド式で、かなり固め。バッテリーの長短にはシビアで、Kee◯Power製バッテリーは蓋が閉まりませんでした。

バラしてみた


バッテリーキャップを開けると、バッテリー収納部がコンニチワ。

バッテリー収納部には、絶縁目的と思われるフィルムが入っているので、取らないように注意しましょう。


キャップ裏には、ノイクリ2の目玉である『スタック/パラレル切替基盤』が存在します。

こいつは、基盤をひっくり返すだけで直列・並列を切替可能な便利機能。この状態がパラレル(並列)で、


この状態がスタック(直列)です。直列・並列を切り替えてもバッテリーを入れる向きを変える必要がないのは、地味に有難い企業努力と言えるでしょう。

組んでみた


バッテリーは二本ともポジティブを先に入れます。同一規格かつ同一ロット(多分)のバッテリー。ポジティブはフラットトップ。


本体側面に切り欠きがあるので、蓋の凸部がハマるように押し込みながらスライドさせます。

結構固めなので、思ったよりも着脱にストレスがかかります。

並列モード


蓋の基盤を(P)と書かれた側を上にして入れれば並列(パラレル)モード。

並列モード時は電圧の調整が出来ないため、電圧は最大4.2V固定、使用により徐々に降下していきます。

並列モード時、ファイアボタン奥のLEDは白色に発光します。

バッテリーの並列接続による恩恵は、何と言ってもバッテリー容量が大きくなる事でしょう。単純に2倍計算なので、3000mAhバッテリー二本なら6000mAhの容量になります。ハードな使用にも耐え得る容量です。

直列制御モード


蓋の基盤を(S)と書かれた側を上にして入れれば直列(スタック)モード。

直列モードには『電圧制御モード』と『直接出力モード』の2種類があり、電源オフ時にファイアボタンを長押しする事で切り替えます。

直列制御モード時のLED点灯色は赤色です。イメージ的に赤色の方が危険を感じそうなものですが。

制御モード時はVVダイアルで出力電圧を調整可能です。

調整幅は最弱(100の目盛/2V)から最強(0の目盛/6V)まで。

使用の際は、安全のために最弱付近から徐々に上げて言った方が無難です。

直列メカモード


電源オフ時にファイアボタンを長押しして、LEDが白色に点滅すればメカモードです。

最大8.2Vの電圧がコイルにかかるため、ヘタなビルドをしていた場合、コイルが一瞬で溶け落ちてコットンが焼き切れるのでご注意下さい。

ここで注意点が一つ。

直列モード時、電池を入れたまま電源オフにしてカバンなどに入れていると、いつの間にか制御モード/メカモードが切り替わっていることがあります。

かなり長い時間押し続けていないとモード変更されないのですが、ボタンが柔らかく、しかも出っ張っているため、思ったよりも高確率で発生してしまいます。

制御モードの最弱設定だと思ってファイアしたらメカモードだった、なんて洒落にもなりません。

使ってみた


同じデュアルバッテリーのテクニカルModと比べると、チープさすら感じる軽さとコンパクトさ。

全周の角が落とされているので、手の中への収まり具合はバッチリです。

ファイアボタンのクリック感は悪くありませんが、少しカチャつく感じがあります。

並列モード

デュアルでビルドしたアトマイザーを載せてみましたが、シングルバッテリーよりも立ち上がりがいい感じです。

これは、パラレルにバッテリーを繋ぐことで、一本当たりの負担が減っているからだと推測できます。

細かい設定は出来ませんが、何も考えずに煙を吐きたい時はコレぐらいがいいのかもしれません。

直列制御モード

何故かバッテリーを入れて暫くは、VVダイアルの目盛に関わらず最大出力が出ている様で、ドライヒットしまくりました。(✳︎個体差かどうかは不明)

VVダイアルで出力電圧を絞った状態から使ってみましたが、丁度いい出力を見つけるのは慣れが必要ですね。

ライヒットするかどうかのギリギリを見極めて爆煙を吐く様な使い方よりは、極低出力でマッタリしたい時に使うべきかもしれません。

直列メカモード

危険が危ない。

少なくとも1Ω以上で組んだアトマイザーを載せて下さい。コイルは26G以上の太さを持つワイヤーで作成しましょう。細いと急な発熱でドライヒット間違いなしです。

日常的にスタックメカModを使う人なんかは別でしょうが、口元に特大の熱量が一瞬で生まれるのは中々の恐怖を感じます。

スタックメカModに載せる前の点検用として使用すると、重宝するかもしれませんね。

総評


総じて出来が良く、しかも安価なマスプロMOD。初Modとしては勧められませんが、スタックバッテリーの出力を試して見たいけどメカは怖いな、という方や、スタックとパラレルのどちらが自分には合ってるだろう?と考えている方にはオススメできます。

最終的にパラレルしか使わなくなったとしても、たまに高出力でケムリを吐いて遊ぶ選択肢が増えますし、スタックに興味がある人に試してもらうことも出来る『丁度いいオモチャ感』が魅力だと感じました。

ただし、現在では200W以上の出力を謳うデュアルテクニカルModも珍しくありませんので、軽さとコンパクトさを求めるので無ければ、そちらも考慮した方がいいでしょう。

また、電子制御されていようが何だろうが、バッテリー2本分の危険が潜在している事に変わりは有りませんので、十分に注意をして使用する心がけは忘れないで下さい。知識も無く無茶な低抵抗にロマンを見出すのは、自分も周囲も危険です。

ではでは。