【rksn】Hnsn(リキッドレビュー)
ども、トヲマス(@vaperthomas)です。
今回の記事はこちら。
*11/26追記
こちらは、rksnレーベルから販売されているリキッドになります。rksnさんは、ごく最近にリキッドの国内製造・販売を始められた新進気鋭のリキッドメーカー。
vaperなら誰もが自分の理想とするリキッドの調合を夢見た事があるでしょうが、製造・販売まで漕ぎ着ける熱意と努力には脱帽です。
えらくベタ褒めじゃねーか、と思われるかもしれませんが、それも当然。こちら、rksnさんがTwitterでレビューの公募をされている所に土下座して応募し、レビュー依頼を頂いた物なのです。
当然、このブログでは初のレビュー依頼品となります。それはもう、熱も入ろうというもの。
ただし、依頼品だからといって、手放しで褒めている訳ではありません。実際に美味しいと感じ、レビューして広まって欲しいと感じたからこそ、こうして記事を書かせて頂いているのです。
うん、どう書いても依怙贔屓してる様にしか見えませんね。こればっかりは仕方ない。
論より証拠、実際に吸って頂くのが一番なんですが、少しでもその魅力が伝わる様に、レビューしてみたいと思います。
では、見ていきましょう。
詳細
Hnsn(エイチ・エヌ・エス・エヌ)
メーカー:rksn(ア-ル・ケ-・エス・エヌ)
容量 | 60ml |
---|---|
VG/PG | 50/50 |
ニコチン | 0mg |
フレーバー | バニラ、クリーム、パイナップル |
リキッドの名前は、まんま「エイチ・エヌ・エス・エヌ」です。すみません、勝手に「ハンセン」とか読んでました。テキサスラリアットのスタンハンセン。テキサース!
フレーバーはスイーツ系とフルーツ系をブレンドした複雑系。製造者ご本人曰く、高めの抵抗値ではパイナップル感が高まり、サブオーム域ではバニラ・クリーム感が強くなると感じるそうです。
リキッドのキャッチコピーは『コーヒーが恋するリキッド』。これは、サブオーム域のミストで舌の付け根に感じる甘さが ”ブラックのアイスコーヒー” に合う事が由来だそうです。
ちなみにホットコーヒーでは酸味が少ない物をオススメしているとのこと。
外見
今回ご提供頂いたのは60mlの樹脂ボトル。他に30mlのスポイト付ガラスボトルも販売されています。
個人で製造・販売されているらしいのですが、粗忽さなどは微塵も感じさせません。
ボトル側面にはPG/VG及びニコチン表記。50/50の表記通りサラサラとしたリキッドで、クリアロやRTAで吸っても供給不足になる事は無さそうです。
開封前のリキッド色は、透明に近い黄色。薄めのパインジュースっぽい色合いと考えれば、大体間違いありません。
ボトルの封はしっかりとされています。また、蓋はチャイルドロック機能付きでした。
蓋を開けるとユニコーンボトルタイプの口がコンニチワ。口は太くもなく細くもない、一般的なサイズ。
工場での調合・充填はしていないそうですが、ボトルの洗浄・消毒に気を遣っている他、衛生管理には細心の注意を払っているとのこと。確かに、リキッドの品質低下に繋がったりといったリスクを極力排除しようという几帳面さが随所に感じられます。rksnさん、A型なのかな。
吸ってみる
✳︎テスト環境詳細✳︎
アトマ 1:AMMIT RTA
アトマ 2:Fodi F2 RDTA
MOD: iStick Pico 75W
ビルド:SS316L 2.5mm径 0.5〜1.0Ω
Hnsnのウリは『スターターキットで吸ってもウマい』との事ですが、手持ちにクリアロマイザー が無かったので、複数のアトマイザーで抵抗値を変えながら吸ってみる事にしました。
フルーツ系、しかもパインという事で、念のために樹脂製部品が使われているタンクアトマイザーは避けています。
AMMIT RTA
高抵抗
めっちゃパイン。
パインはパインでも、パイン飴っぽいパインですね。AMMIT特有の粒子大きめミストと相まって、しっかり味が感じられます。
かなり濃い味のミストなので、物足りない事は全くありません。
低抵抗
相変わらずパインですが、パインの香りとバニラクリームの甘さがバランス良く出ている様に感じます。PG/VG比率が50:50なので、タンクアトマイザーでチェーンしても、供給不足になる事は有りませんでした。
Fodi F2
高抵抗
AMMITよりも優しく出てくるミストに乗って、パインが強く感じられます。個人的にはこちらの方が好みですね。
試しにRDAでも吸ってみましたが、コットンが乾いてくると味が少しトゲトゲしくなるように感じられます。リキッドが安定供給されるタンクアトマイザーの方が合っている気がしますね。
低抵抗
あまり低抵抗が合うアトマイザーでは無いのですが、エアホール全開でズオーっとな。
うん、ダイレクトなミストが喉を直撃します。パインの刺激が和らぐからか、今の季節はミスト温度高めの方がチェーンに向いている様に感じます。
コーヒーとの相性
『コーヒーが恋するリキッド』の真偽を確かめる為に、コーヒーを添えて試飲します。コーヒーチョイスはマンデリン・トバコ。酸味が少なく、深い焙煎の香りが楽しめるコーヒーです。
紙巻きタバコと同じ様に、しばらくリキッドを吸ってからコーヒーをクイっと。
……合う。
どの環境で試しても同様なのですが、かなり濃い目のリキッドなので、喉がパインの刺激でピリピリと甘ったるく感じてきます。イメージとしては、そう、飴玉を食べた後に近いですね。
そうなったところにコーヒーをクイっと入れる。コーヒーが甘ったるい刺激を流し込んでいくと同時に、今度はコーヒーの香りに口内が満たされ、またリキッドの甘みが欲しくなる。いい感じです。
ホットコーヒーは酸味の少ないものをオススメしますとの事でしたが、なるほどコレはその通りでした。ぜひとも酸味の少ないブラックで嗜んで頂きたいですね。
総評
Hnsnの一番の特徴は、その濃厚さであると思います。vapeリキッドは後味がサッパリして残らない物が多い中、これはしっかりと後味が残ります。従って、他のリキッドでは実行し難い、後味でコーヒーを嗜むという楽しみ方ができます。
コストパフォーマンスも良く、スターターキットで十分美味しい(後日、他人のego AIOで検証済み)ので、リキッド選びに迷う人にも勧めやすく感じました。
また、濃厚なフレーバーでありながら、何故か非常にガンクが付きにくいので、交換式コイルで使用する場合も経済的です。実際、サンプルを頂いてからずっと同じコイル・コットンを使って30ml近く消費してみましたが、ほとんどガンクが見られませんでした。
フルーツ系の常飲リキッドとして常備しておきたい所ですが、小ロット生産なので、購入の際はこまめに在庫などをチェックする必要があるでしょう。
ではでは。
*11/26 追記
スティープが進むとパインの刺激が薄くなり、バニラクリームが強くなる事が分かりました。また、色も茶色が濃くなるようです。
このリキッドを受け取ったのが11/13、即座に開封して試飲を繰り返し、ボトルごと持ち歩くこと一週間。その後は主に自宅で吸っていましたが、概ね2週間で自然とスティープが進んでいたようです。
また、RDTAに残っていたリキッドは、カラメルの様な色となり、ほとんどパインが感じられず、バニラクリームが強く感じられました。この事から、スティープさせ過ぎない方が良いと思われます。
パインは少し薄くなりますが、コーヒーには少しスティープさせた状態の方が合うと思われます。
結論:トヲマス的には2週間程度のスティープ推奨
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